« コンクール 予選2日目 & Esquina do Som | トップページ | コンクール 本選 2 »

2008年5月27日 (火)

コンクール 本選 1

いよいよ本選!
いやぁ、これがまた面白かった&感動した。。。

ファイナリストは、下記8組。

ロシア美女
モスクワの先生達
コントラバス&チェロの低音コンビ
立って弾く木管五重奏(アメリカ)
座って弾く木管五重奏(リトアニア)
ドイツのサックス四重奏
サンフランシスコの弦楽四重奏
日本の男群

残念ながら、カザフスタンは落選。
ロシアのオールピアソラのアンサンブルも。
本選で演奏予定だった「五重奏のためのコンチェルト」、聴きたかったなぁ・・・
木管五重奏なんて、別に2つも選ばなくたっていいのにね。

さて、本日は私も審査員。
開始前に、審査委員長の先生から選考基準についてご説明がありました。
「皆さん、ご自分が感じたままに・・・人の意見も、理屈も気にせず・・・」

むむ、やややっぱり・・・??
やっぱり・・・これだけ音楽が多岐に渡ってしまうと
結局は、各自の好み、しかないですよね。
ちょっと申し訳ない気もするけれど・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
午前中は3組。
まず、リトアニアの木管五重奏。
予選はごくオーソドックスな選曲&演奏、本選も至ってマトモな感じ。が・・・
ベリオ:作品番号獣番(OpusNumberZoo)という現代曲
曲にあわせて台詞がある曲で、これがとても面白かった。
静かなメロディには詩の朗読のように、ゆったりしたメロディには歌のように
アップテンポになると、まるで会話劇のよう・・・
盛り上がってくると、全員起立して「ワ~ッ」って言ったり
首を振りながら「むぅ~・・・」って、ダメだこりゃって表情をしたり、みんな結構芸達者!
現代曲の後は、バランスを取るみたいに古風なハンガリー舞曲で終わり。

次に、ドイツのサクソフォン四重奏。
これまた正統派、とってもマトモなカルテット。
曲も多分この分野では王道と思われる現代曲。
シュミット:サクソフォン四重奏曲、リゲティ:6つのバガテル
前グループのような意外性やひねりはなかったけれど、すごく良かったです。

午前中最後が、ロシア美女。
曲は予選とほぼ同じの、キャッチーなプログラム。
スカルラッティのソナタ、パガニーニの変奏曲、ピアソラの天使の死、
ぺトルーシュカよりロシアの踊り、ハチャトゥリアンの剣の舞。。。
肌もあらわなキラキラドレスで、ドムラを情熱的に弾きまくり!
速弾きですごく上手、右手も大胆でカッコイイ。
曲の途中のアイコンタクトや不敵な微笑も魅力的で・・・
なんと言うか、熱~い音楽でした。
後ろのご夫婦が「ロシアの血が騒いでる~」と興奮されていました。

でもなぁ・・・・
こんなハデハデ曲ばかり集めたら、盛り上がるの当然だしなぁ。。。

午前終了後、聴きに来てた外国人の子供達が
「どれが良かった?」「3番目~」とか話してた。
ある子供がズバリ「Second group was boring ~」とか言ってて~
boring って・・・子供ってハッキリ言うなぁ。。
自分の事でもないのに何だか傷ついたりして。。。

確かに、お堅い演奏だったけど、良かったと思うんだけど・・・
でもまあ、ロシア美女もカッコ良かったよねぇ・・・
私自身も、どっち側が、と考えると揺らいでしまって
3組聴いただけで、すでに順位に悩む。

午後イチに日本の男群。
マリンバ4台&たくさんの打楽器類を6人で演奏。
エキゾチックな太鼓を皆で叩いて、最後はヤー!みたいな。

「リバーダンス」から2曲では
ドラムセットが中央にセットされ、とにかく大音響の、華々しい音楽。
観客は大いに盛り上がったけれど・・・私は何だか腑に落ちず。。。
だって、これって完全ポピュラー音楽・・・室内楽っていうにはムリがある。
演奏者は観客を盛り上げに掛かっていて、なんだかライブって感じ。

この場で私(達)が聴きたい音楽って、これなんかなぁ。
もっともっと生々しい、演奏者の内なるものの表現に触れたいと思うのだけど。
違う曲だったなら、また印象も違うのかな、とも思いましたが
こういう曲を選ぶスタンスからして、やっぱり違和感。。。
他の参加者と、比べたくないって思いました。

そして、彼らのパフォーマンスへの会場の大喝采に大危機感。
こんなのが、他の団体を押しのけて受賞してしまったら・・・ダメ!!
何とか阻止しなきゃ・・・男群8位決定。

次にモスクワの先生達。
ホール中に飛び散った男群の音のかけらが落ち着くまで時間が掛かる感じ。
掃除機で吸い取ってしまいたいような感覚。

やがて始まった演奏・・・
予選同様やっぱり素晴らしかった!
ここで、もう私の中では1位が決定。

次のサンフランシスコからの弦楽四重奏。
軽快・洒脱。楽しい演奏だけれど・・・驚きや深みには一歩欠ける。
最後のピアソラもちょっともたついたというか
ピアソラ特有の泥臭さみたいなのが伝わってこない感じでした。

アメリカ・イェール大からの木管五重奏。
予選同様楽しそうに演奏されてるようでいて、どこか調子が乗らない感じ。
再び演奏されたボーデル1900も、ちょっと勢いがなくて
尻つぼみな感じになっていたようでした。

よって、この2組の6・7位決定。
後は午前の3組と最後の1組を2~5位に当てはめることに。

そしていよいよ最後の8組目
チェコからのコントラバス・チェロのデュオの演奏。。。

続く・・・(ああ~終らないよ~)


 



|

« コンクール 予選2日目 & Esquina do Som | トップページ | コンクール 本選 2 »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« コンクール 予選2日目 & Esquina do Som | トップページ | コンクール 本選 2 »